1日水を2リットルのもと良いというのは嘘だった?

1日水を2リットルのもと良いというのは嘘だった?

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私たち人間が生命活動を維持するうえで、水は欠かすことができません。

 

水分摂取量の不足によって、熱中症のほかにも脳梗塞や心筋梗塞などの健康障害を引き起こすリスクも高まるといわれています。

 

厚生労働省でも、「健康のために水を飲もう」という推進運動を立ち上げていて、こまめな水分補給を呼びかけています。

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「1日に約2リットル」といわれていたが…

 

1日にどのくらいの水分を摂取するといいのでしょうか?

 

長年、その目安として1日にグラス8杯分(約2リットル)といわれていたのですが、この画一的な基準に異を唱える研究結果が明らかにされています。

 

共同研究プロジェクトでは、水分を過剰に摂取すると、体内の水分量を過度に維持するべく、脳の働きによって「嚥下阻害」が生じてしまう仕組みに着目。

 

被験者に、運動で喉が渇いたときと、十分に水を飲んだ後でさらに余分に水分を摂るように促されたときとで、水を飲みこむのに必要な労力を評価させたところ、後者は前者に比べ3倍の労力を要したといいます。

 

さらに、過剰に水を摂取する場合に「嚥下阻害」が存在するのか、fMRI(機能的磁気共鳴映像装置)を使って被験者の脳を調べたところ、喉が渇いているときに比べ、過剰に水分を摂取するときの方が、水を飲みこもうとする直前に、脳の前頭前野が活性化することがわかりました。

 

 

自分の身体が発するサインに耳を傾ける!

 

これは、被験者が指示に従って何とか水を飲もうと、前頭前野が介入して「嚥下阻害」を無視しようとしていることを示すものと考えられている。

 

つまり、「嚥下阻害」は、体内の水分摂取量を制御するための重要なメカニズムとして機能しているというわけです。

 

水分の過剰摂取には、水中毒や低ナトリウム血症を引き起こす恐れがあり、けいれんや昏睡のほかに、重症化すれば死に至ることもあるようです。

 

1日に必要な水分摂取量は、性別や年齢などによって異なりますが、適度な水分量を維持するためには、1日の水の摂取量にノルマを課すよりも、自分の身体が欲するサインに耳を傾けることが肝心なようですね。

 

 

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